タープ連結に挑戦!”トンガリハット”を自作してみたら、1,000円以下でかなりいい感じに出来た話。(作り方)
ワンポールテントとタープを連結してみたいけど、DODの”トンガリハット”は同じくDODの”ワンポールテントS ”と互換性がないらしい。

…作るしかない。
目次
準備:DOD公式ページでスペックと構造をチェック
ポリエステル65%・綿35%の生地でPVC(塩ビ)を挟んでるのか・・・
なるほど、ロープは正面と後ろ中心から見て120℃の位置についてんのか・・・
商品写真から察するに、塩ビ生地は薄くて良さそう。大体理解したら型紙作り開始。
採寸:ワンポールテントSのテッペン部分の長さをを測る
テッペンの円より少し大きめ=11cmで作ってみる。

型紙作り
用意するもの
- 適当な紙(厚紙がやりやすい)
- コンパス
- 定規
- 鉛筆
作り方
- 適当な紙にコンパスで11cmの円に内接する正五角形を書く。
(小学校で習った気がするけど忘れたので、Google先生に教えてもらう。) - 円の5分の1を縫い代1cmを残してカットする
- 2等分に折って「わ」の印をつけておく(裁断のときのため)
- 後ろ中心(「わ」のところ)から左右それぞれ60度の位置に印をつける(テープ付け位置の目安)


型紙の時点で、一回テントのテッペンに被せてみる。
気になるところがあったら調整して型紙の出来上がり。
材料を買う
生地屋さんへ行く。
色合わせのために、テントの収納袋(テントと同じ色)をもってくと良いかと。
生地が見つからない時は、店員さんに相談すると教えてくれるはず。
持ち手テープは、そのへんのショップバックについてるの代用でも。(わたしはそうした)
ミシン糸も家にあるものを使えば材料費1,000円でお釣りがくるくらい。
材料
※生地が10cm単位での販売だったのでこの分量。余った布は収納袋作った。
- 表生地:テントに似た色の生地(ポリエステル65%・綿35%)・・・20cm
- 裏生地:黒色(ポリエステル65%・綿35%)・・・20cm
→「T/Cウェザー」という生地がそれだった。(参考:生地 T/Cウェザー(240013) 1.オフホワイト (H)_k4_) - 塩ビ(0.5mm厚)・・・20cm(もすこし薄い0.2〜0.3mm厚で良いかも)
- ミシン糸(60番)
- 持ち手テープ(黒)・・・30cmくらい

裁断
表・裏生地は中表にして型紙どおりに裁断&印つけ。2、3箇所に合印もつけておく。
(どうせ見えないので鉛筆でOK)
テープは10cmくらいでカットして3本作る。

塩ビは片方の縫い代を切り取ってしまう(厚いと縫いにくいので)

縫製
表・裏・塩ビをそれぞれ円錐状にミシンで縫っていく。
塩ビは強化がてらボンドでくっつけた後に無理矢理縫った(とっても縫いにくい。糸調子全然合わなかった。ミシンには悪いことをした・・)


バイヤステープを作る。黒い布で円周分程度の長さを6cm幅でカット。
アイロンで4つ折りにする。(作るの面倒な時は手芸屋さんで買う)

表・裏生地の縫い代を片側に倒してアイロン。
表・塩ビ・裏生地を印を合わせて1周縫う。

端をバイヤステープで包んでミシンで2周縫う。

ロープを通すテープを付ける。ここで、印が見えなくなってることに気がつくw
型紙を乗っけてテープ付け位置に印をつける。

いい感じの輪っかになるようにテープの長さを調整する。
→ヒートカットできるタイプのテープなら、ライター等で炙って端処理。(火傷注意)
印をつけた3箇所に縫い付ける。
負荷がかかるところなので、四角の中に×を描くように縫う。ここも重ね縫いして強化する。

出来上がり
0.5mm厚の塩ビを使ったので本家よりハリのある仕上がりに。
もっと薄い塩ビならもっと縫いやすいし軽いしで良かったかなとちょっと後悔。
でも、想像よりすごくいい感じにできた!

使ってみた

Amazonで買った激安タープを連結してみた。いい!とってもいい!!!満足。
一人でタープ連結しようとすると、設営中にトンガリハットがズレ落ちたり向きがキマらなかったりする。ズレないようにマジックテープかなんかで固定できるようにしたら、設営ラクになるかもな。

タープ張りたいけど、ペグが倍必要になるのが徒歩キャンパーには辛いところ。
なるべく軽く・・と、チタンペグを買い足したら軽くて感動したのはまた別のお話。